小さなうつわの大きな役割(2021.09.17)

こんにちは!

 

 

マルクニイトーの企画・商品管理の長谷川です。

 

 

もうすぐ10月、朝晩と少しずつ肌寒い日が続くようになってきました。

季節の変わり目に体調を崩さないようにくれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

さて、今回は新商品についてのお話です!

 

 

先日、私が初めて開発に携わった商品が世の中に出ていくこととなりました。

 

 

 

 

 

 

 

手におさまるくらいの小さな器。

φ7.5×3.2㎝のサイズ感です。

 

その名も「てまり小付」。

 

 

手に収まるサイズ感と、日本古来の遊びでもある手毬(てまり)のカラフルなカラーリングをイメージして命名しました。

 

 

特徴的な釉薬に、渕の土物のような風合いが相まって、コントラストのきれいなうつわに仕上がりました。

 

 

さて、皆さんはこのうつわ、どんな風に使いたいですか?

 

このうつわを手に取って頂くと、まずこう言われることがほとんどです。

 

 

「このうつわ、何に使おう」

 

 

そうなんです、家庭で小さなうつわって(面倒で…)あまり使ったことがない、という方も結構いるんです。

 

 

実は私もてまり小付の製作に自分自身が携わるまで、このサイズのうつわはあまり使ったことがありませんでした。

 

 

醤油皿やタレ皿としてももちろんお使い頂けますが、
いわゆるタレ皿よりも、やや深みがあり、やはり小ぶりであることが特徴的です。

 

だから、じゃあ、何に使おう?

 

ズバリこのうつわを上手に使うポイントは、「他のうつわとコーディネートを楽しむこと」だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はフラットなプレートの上に乗せて、少量の煮物や和え物、ときには付け合わせのサラダのドレッシングを入れたりしています。

 

 

メインとなるお皿に合わせてどの色を合わせようか…こっちの色の方が映えるかな…などと考えていると、なんだかいつもよりワクワクしてきます!

 

 

ファッションでいうならば、アクセサリーのようなうつわです。

 

 

決して主役ではないけれど、“コーディネートを彩る”、小さなうつわならではの役割をもっています。

 

 

てまり小付の3色の色合いを活かして、
それぞれに違ったディップソースを盛り付けてみたり、ちょっとした副菜をかわいく並べてみたり、

 

ほんのひと手間こういった小付を使ってみると、まるでお店でランチを食べているような、そんな特別な気分も味わえます。

 

 

このご時世、思うように外出ができない中、自宅での食事も今まで以上に大切な時間のひとつになってきています。

その大切な食卓、小さなうつわひとつで、楽しみ方も充実感もこんなに違うのだなと、このうつわを使ってみてすごく感じました!

 

それに、これまで使ったことのないようなうつわにチャレンジしてみる!という、そんなささいなことで新たな楽しみもできました。

 

また、食卓だけなく、アクセサリーなどの小物入れとして使ってもGood!!ですね。

 

アクセサリーの色に合わせて分けて入れるのもなんだかお洒落です♪

 

 

実はこのてまり小付の独特な色合い、単色では表現が難しい色になのです。

特別な方法で釉薬を2度重ね、ようやく納得のいくこの3色が生まれました。

セピア、リリー、ピーコック、と色名もかわいい。

 

 

メーカーさんのご協力のもと、様々なテストやサンプルを経て表現できたこだわりの3色です。

 

 

直径8㎝にも満たない、小さなかわいい小付けですが、

てまり小付が食卓を彩ることで、より一層食が楽しくなる、そんな大きな役割をもっていると思っています。

 

 

ただ新しいモノを作るだけでなく、作り手や使い手のことをきちんと考えたモノづくりを大切に続けていきたいと思います。

 

 

 

次回もお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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