小さなうつわの大きな役割 part2

こんにちは。

 

マルクニイトーの企画・商品管理の長谷川です。

 

 

前回は新商品「てまり小付」のご紹介をさせていただきました。

 

実はもう1つ同時に開発した商品があるのですが、それがまた良いうつわなのです。

 

 

 

その名も「ゆずる小皿」。

 

 

 

この形状がなんとも使いやすいのです。

 

小皿サイズなのですが、ちょうど良い大きさと深さがあります。

 

元々は「鉄鉢(てっぱち)」といって、日本古来の仏具の形からインスピレーションを受けてデザインされています。

 

 

我が家では餃子やチヂミのたれ皿はもちろん、サラダやちょっとした付け合わせにヘビーローテーションで登場します。

 

 

 

 

 

若干の高さがありつつも、箸をつけても傾くことなく安定していたり、多めについてしまったタレを口元で落とせたりなど

 

とにかく使い勝手がいいのです。

 

カレーを食べるときのらっきょうやキムチ、朝食の漬物などといった付け合わせにもちょうど良いサイズです。

 

 

ここで少し製造過程の話をすると、このゆずる小皿は口元が波々としているのがわかりますでしょうか。

 

 

 

 

口元部分は別の色が塗られているのですが、ここに釉薬をつけるのが難しいのです…

 

 

波々していると、部分的に小さなかすれが出てしまったり、濃淡に差が出てしまうのですが、

 

 

職人による手作業により1つ1つ塗られているので、それはむしろ個性!だと感じております。

 

 

最近、モノづくりを通して感じることがあるのですが、どんな製品でも「人の手」がかかわる商品には個体差がうまれます。

 

 

手びねりのものなんかはサイズ感が若干違ったり、

温度や焼き場によって色の濃淡に差が生れたりなどなど。

 

 

その差のことを「個性」や「味」といった言葉でよく表現されているのですが、

ひとつひとつ違った表情に面白みや風情を感じることができるのも、やはりやきものの魅力のひとつですし、

そのような物事の捉え方もまた素敵かなと思います。

 

ただやはり、私たちが主に取り扱う業務用食器や一般食器は、作家が生み出す“作品”ではありません。

あくまで商品ですし、食器というジャンルで言えば使うことが前提の生活雑器です。

 

 

自然のものを原料、燃料にして、手仕事で生み出されるモノづくりの理解をきちんとした上で、

 

なんでもかんでも「手作りだから(しょうがない)」というような言葉では決してやり過ごさず、

 

そこをどうしたらクリアできるのかを考えることが我々の“モノづくり”において大切だと感じます。

 

 

個性や味も、“プロダクト”として、「見た目が美しい」、「普段の使用に問題がない」ということが大前提ですね。

 

 

私も商品開発にあたり、そのバランスを大切に真っ当な製品を生み出していきたいと思います。

 

 

少し話が脱線しましたが、商品の開発は簡単なことではなく、製造していただくメーカーさんとの信頼関係の上で成り立ちます。

 

 

これからも製造メーカーさんあってのモノづくりということを念頭において、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

 

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